県筑西土木事務所は2023年度、主要事業として、主要地方道筑西つくば線バイパス整備などを進めている。主な道路事業では、主要地方道筑西つくば線バイパスの道路改良工事をはじめ、養蚕橋の架け替え、東山田岩瀬線バイパスの道路改良工事を実施。また、上曽トンネルでは、設備工事、取付道路整備を進める。河川事業では、桜川の護岸工事や河道掘削、田川においては築堤工事を行う。
【主要地方道筑西つくば線バイパス】
筑西市村田地内の県道筑西つくば線から、県道つくば真岡線までの延長3080mにかけて用地取得および道路改良工事を進める。全体延長は6960m、幅員27/13mとなる。13年には1700m、18年に2200mと計3900mについては既に供用開始済。
【養蚕橋】
筑西市内の小貝川に架設する養蚕橋では、橋梁部への取付道路において道路改良工事を実施。取付部分の延長は約334m、幅員14/7m。養蚕橋は架け替えとなり、上部工は4径間連続非合成少数鈑桁橋、下部工は橋台が逆T式、橋脚がT型を予定している。
【東山田岩瀬線バイパス】
桜川工区(桜川市真壁町下谷貝地内)の用地取得を進め、用地取得完了後、道路改良工事に着手する。全体計画では、延長が8280m、幅員12/6m。既に延長約5500m部分については完成している。
【桜川市M2753号線(仮称)上曽トンネル整備事業】
トンネルは既に貫通しており、23年度はトンネル内部の設備工事と、トンネルに接続する市道M2753号線の道路改良工事を進める。桜川市からの受託事業として18年に事業着手。19にはトンネル本体工事に着手した。
【桜川河川改修】
桜川市内において、真壁工区と大和工区に分け改修を進める。真壁工区では3400mにかけて河道掘削および築堤を進め、大和工区では樹木伐採、河道掘削を進めている。総延長は1万6500mとなる。
【田川河川改修】
結城市内の田川では、約2300m区間において用地買収を実施。用地買収後築堤工事を進めていく。全体延長は県管理区間となる4490m。