【大泉】SUBARU(東京都渋谷区、大崎篤代表取締役社長)は大泉工場(大泉町いずみ1-1-1)敷地内に(仮称)大泉完成車工場整備事業を計画しており、このほど、工事スケジュールや想定する工場の規模などが分かった。EV生産用の建屋も建設し、現段階では2028年後半の完成を見込む。工場の延べ床面積は合計で約39万2600㎡となる。
同事業は第1種事業で、環境影響評価方法書の閲覧期間は10月6日までとなる。また、今後、26日に邑楽町、28日に大泉町、30日に太田市でそれぞれ住民説明会を開催する予定となっている。
同社は30年までにEV割合50%へ引き上げ、120万台の全世界販売台数から60万台をEV車へ転換するために計画している。
整備スケジュールは25~28年度に工事を行い、38カ月の工期を予定している。建屋の引き渡しを完了後には27年から28年まで、機構設備工事を行う。
駐車場については2200台を整備。完成車用は約1000台、従業員用駐車場1000台、物流トラック用に約100台、来客車用は約100台。
各工場の延べ床面積と階数については◇ボディトリム工場=18万3600㎡、2階◇ペイント工場=10万800㎡、4階◇バッテリー工場=3万1600㎡、2階◇完成車検査工場=2万7800㎡、1階◇成形塗装工場=9万6000㎡、4階◇エネルギーセンター=4000㎡、1階◇ビジターセンター=1万5000㎡、3階-となっている。なお、いずれもおよその面積とする。