前橋市は上川淵公民館（後閑町35）で、増築工事を含む大規模改修工事を計画している。本年度から２カ年で基本・実施設計を作成する予定としており、10月にも一括して一般競争入札で公告する。当初予算には設計委託料などの事業費１３００万円、２０２４年度の債務負担行為として限度額２８００万円を設定している。

上川淵公民館はＲＣ造２階建て、延べ床面積１５２９㎡。施設内にはサービスセンターやホール、会議室、調理実習室などが整備されている。２カ年で設計を進め、25年度の着工を目指す。

増築工事は、現在のホールが手狭となっていることから計画。敷地西側にある駐車場を建設予定地としており、５００～６００㎡規模でホール機能を中心とした施設を新設する。建物は平屋となり、構造については検討しているところ。

既存施設の改修は老朽化への対応が目的。２階部分の使用を停止し、１階のみの使用となることから、１階を中心に工事を実施する。内容は、施設内部のリフォームが中心となり、給排水設備や電気設備のほか、壁や床面などについても改修を行う方針としている。

このほか、西側駐車場へホールを増設することから、駐車場の拡張も予定している。施設から道路を挟んで南側にある現在の駐車場を拡大することで対応するとしている。