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新潟県新潟市

古町地区再生336ha対象/街なか交流センター整備を/道路10路線整備等も

2006/02/10 新潟建設新聞

 新潟市は、「都市再生整備計画(古町地区)」の実施に向け、国に対し、まちづくり交付金の採択を要望している。対象は、古町地区の約336haで、事業期間は平成18年度~22年度までの5か年。基幹事業としては、道路事業10路線や旧新潟税関庁舎周辺整備、街なか交流センター整備、旧小沢家住宅整備・活用などを予定している。

 古町地区は、古くからの港町である同市の顔とも言える地区であるが、郊外化等の進展により空洞化が進み、市街地の整備改善と商業振興施策の一体的推進による活性化が求められている。そのため、湊町としての歴史・文化を活かした、快適で回遊性の高いまちづくりの推進を目指し、まちづくり交付金事業として都市再生計画を実施する方針。

 整備計画の概要は次の通り。

▽道路事業=中央3-11号線、中央3-14号線、中央3-81号線、中央3-82号線、中央2-101号線、中央2-119号線、学校町通旭町線、一番堀通町東堀通線、東堀通有明線、古町通柳島線

▽高質空間形成施設=旧新潟税関庁舎周辺整備事業、船着場の遊歩道、階段整備

▽既存建造物活用事業=街なか交流センター整備事業、旧小沢家住宅整備・活用事業

▽地域生活基盤施設(情報板)=観光案内板を36か所、街なかお宝解説板・大を5か所、小を25か所、文化財板を15か所に設置

▽地域創造支援事業(提案事業)=児童相談所等開設事業、船着場整備事業、旧小沢家住宅活用調査、街なか行政サービス整備事業

▽事業活用調査(提案事業)=湊まち新潟まちづくりデザイン策定事業、水の街そぞろ歩き交通シミュレーション調査

 また、関連事業としては、優良建築物等整備事業(西堀通6番町地区と寄居町地区)、特定交通安全施設等整備事業(コミュニティ道路)、戦略的中心市街地商業等活性化事業(上古町商店街アーケード)が計画されている。



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