県土木部はこのほど、2023年市町村要望および対応状況などをまとめた。道路整備に関する要望37市町村、河川・海岸整備に関する要望7市町となった。今回新たに第1順位となった案件は、つくばみらい市の主要地方道つくば野田線の整備促進があがった。仮称・つくばみらいスマートIC事業化による交通量増加を見越し、早期の全線改良工事完成を要望する。
(要望一覧は表参照)
つくば野田線は2地区で展開。つくば野田線(つくばみらい市加藤)が1992年に事業化し、進捗率81%となる。2023年度は用地取得と工事を予定している。約76億円の総事業費を見込む。玉台橋・西楢戸線が街路事業として20年度に事業化。進捗率21%で、用地取得に努める。
水戸市は、都市計画道路中大野中河内線の整備促進を要望。国道6号より西側区間の整備を進めるとともに、国道6号東側区間の用地取得を行い、早期着工を目指す。また、大野工区(那珂川橋梁部)と千波西工区、西原工区については状況を踏まえつつ整備時期を検討する考え。
日立市は、国道245号(久慈大橋、日立港区北拡幅)の早期完成を求めている。久慈大橋は進捗率5%で、23年度に5000万円を充て測量設計、工事を予定。日立港区北拡幅では23年度、4億4600万円を充て用地取得と擁壁工を行う見通し。