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【斉藤国交大臣】5つの課題掲げる/特に力をいれ取り組む

2023/09/15 本社配信

 斉藤鉄夫国土交通大臣は15日、第2次岸田第2次改造内閣発足後初となる定例会見で、公共交通のリ・デザイン化、持続可能な物流業・建設業、シームレスな国土づくりなど特に力を入れたい5つの課題について決意を示した。

 斉藤大臣は、「国民の安全・安心の確保、持続的な経済成長の実現、個性をいかした地域づくりと分散型国づくりの3本柱について重点的に取り組んでいきたい」との考え。さらに「特に力を入れたい、取り組みたい課題として5点」をあげている。

 1つ目は地域公共交通のリ・デザイン。取り組みが一つでも多く進むよう、各地域の協議会における議論を軌道に乗せていきたいと話した。

 2つ目にあげたのは、持続可能な物流業・建設業の実現。いわゆる2024年問題による影響が懸念されている中、ピンチをチャンスとして捉え、働き方改革、賃上げなどの処遇改善にも取り組み、持続可能な物流業・建設業を実現していきたいとした。また、サプライチェーンの強靱化や防災インフラの充実強化などを通じ、国民の生命と財産を守るための国土強靱化にしっかりと取り組むと語った。

 3つ目は安心して暮らせる住まいの確保で、豊かな住生活の実現に向け、住宅セーフティネット制度などの住まい支援の強化に取り組んでいきたいとした。

 4つ目はリニア中央新幹線をはじめとする基幹的な交通体系の整備。新しい技術を積極的に活用しつつ、リニア中央新幹線整備、新幹線、高規格道路の早期整備などによりシームレスな拠点連結型国土の構築を進めていく考え。

 5つ目は持続可能な観光の推進をあげた。観光はわが国の経済成長の柱、地域活性化の切り札と説明している。

 特に力を入れたい5点については「リーダーシップを持って、先頭に立って、これらの実現に向けて頑張っていきたい」との意欲を表した。

特に力を入れたい5課題について語る

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