大和ハウス工業(株)(大阪市北区)は、つくばエクスプレス(TX)研究学園駅の北側に大型ショッピングセンターの建設を計画している。県有地だった14・5haに、S造2階(一部3階)建て延べ8万3891㎡の複合的な大規模商業施設を建設する。都市の核となる施設を目指して、シネマコンプレックス(複合映画館)やフィットネスクラブ、大型スーパー、レストランなど200~250の専門店が入居する予定だ。着工時期などは未定だが、平成20年内のオープンを目指す。完成すると、「イオン水戸内原ショッピングセンター」を超えて県内最大規模となる。
建設地は、つくばエクスプレス(TX)研究学園駅の北側約280mの敷地。広さは約14・54ha。(財)日本自動車研究所つくば研究所(JARI)の跡地で、新都市中央通り沿いに位置する。
TX沿線開発に伴い、県が研究学園葛城地区としてまちづくり事業を進めている地区の一角(C-50街区)にあたる。
県では昨年、大規模商業アミューズメント施設の建設と運営を行う事業者を公募した結果、8月に大和ハウス工業(株)を選定した。売却額は約132億円で、すでに売買契約も締結している。
現地には、自動車研究所のテストコースが一部残っているため、現在、コンクリート面の剥離工事などを県が行っている。順調ならば、4月中にも土地の引渡しが完了する予定だ。また、18年度の早い時期に大規模小売店舗立地法の届け出も行われる見通しとなっている。
同社の計画では、S造2階(一部3階)建て、延べ床面積が8万3891㎡の規模となるショッピングセンターの建設を進めていく。
センター内には、大型スーパーやファッション、スポーツ、家電などの物販から、レストラン街、シネマコンプレックス(複合映画館)、フィットネスクラブまで揃う複合的な大規模商業施設となる。総店舗数は200~250店となる見込みだ。
店舗の広さについては、昨秋に水戸市に完成した「イオン水戸内原ショッピングセンター」を超えて、県内で最大規模となる。
着工時期などの詳細については未定だが、順調ならば平成20年ごろのオープンを予定している。
TX沿線では、大規模ショッピングセンターや商業施設の出店が相次いでいる。研究学園駅の北西部には、つくば市の新庁舎の建設も計画されている。