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群馬県みどり市

みどり市は東支所の大規模改修工事

2023/09/22 群馬建設新聞

みどり市は、東支所(東町花輪205-2)の大規模改修工事を近く一般競争入札で公告する。支所に隣接する東公民館との複合化を主とした工事を計画しており、当初は2カ年で第1期、第2期と各年度ごとに工事発注を行うとしていたが、一括での発注に方針を変更している。9月補正予算で当初予算に加えて、7604万3000円を追加。あわせて総額4億1200万3000円の2カ年継続費を設定した。

継続費の年割額は2023年度分が2億4330万2000円とし、24年度は1億6870万1000円で総額4億1200万3000万円の継続費となっている。

東支所はRC造で3階建て、延べ床面積は2073㎡となる。1986年に建設された。支所の配置は1階部分に総務部、市民部、保健福祉部、産業観光部、都市建設部における課の業務の地域対応、簡易水道、水道施設の維持管理、村の地域振興に関する業務を行っている。2階については主に会議室として使用されている。

複合化は東公民館が老朽化しており、耐震補強などを行う場合に多額な費用がかかることや現在の利用実態を考慮し、集会機能を強化するために統合への方針を固め、事業を進めてきた。

東支所の3階部分に東村時代の議場があり、3階スペースに公民館機能を移転する。また、支所利用者と公民館利用者の出入り口を分けるなどとし、東公民館利用者の声を反映した改修工事を実施する。改修工事に向けての設計業務は、下田設計(伊勢崎市)が手掛けた。

東公民館はRC造3階建て、延べ床面積は1662㎡の規模。1980年に建設された。公民館機能は会議室、講義室、学習室、ホール、ロビー、図書室が設置されており、複合化後も大きな機能の変更はないとしているものの、施設が老朽化しているために、いずれは解体する見通しとなっている。

同市では公共施設等総合管理計画として、施設の更新や統廃合のための事業を積極的に推進している。23年度については主な工事として、認定こども園改修工事や笠懸野文化ホール空調設備改修工事、多世代交流館体育館屋根等改修工事を行っている。

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