国土交通省は、2024年度から着手する道路政策の質の向上につながる技術研究で、課題の募集を開始した。10月31日まで受け付けている。今回受け付けるのは本格研究に位置付けるもので、年1回の募集で3月ごろに採択。年間で5件程度の採択を想定している。
研究対象は▽道路行政の技術開発ニーズに対応する研究▽提案型研究開発(道路行政の技術開発ニーズに記載はないが、新たな発想に基づく研究開発の提案で、道路行政の進展に資するもの)―の2パターン。
技術開発ニーズに対応する研究は①防災・減災が主流となる社会の実現②持続可能なインフラメンテナンス③持続可能で暮らしやすい地域社会の実現④経済の好循環を支える基盤整備⑤インフラ分野のデジタル・トランスフォーメーション(DX)⑥インフラ分野の脱炭素化・インフラ空間の多面的な利活用による生活の質の向上⑦道路施策の実効性を確保―の施策テーマごとに設定されている。
研究規模は、年間500万円程度から最大5000万円。研究期間は最大3年間程度としている。