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茨城県筑西土木事務所

来年度に下部工計画/加草橋架け換えで

2006/02/14 日本工業経済新聞(茨城版)

 県筑西土木事務所は、県道岩瀬二宮線橋梁整備事業(加草橋)について18年度は橋梁架け換えに伴う下部工事と前後の取付道路工事に着手する計画だ。詳細設計は(株)日本構造橋梁研究所が策定した。工事は平成20年代の後半に終える見通し。

 整備箇所は、筑西市小栗~下高田地内。県道岩瀬二宮線は、桜川市から筑西市を経て栃木県二宮町に至る幹線道路。

 加草橋は、同線を通り東部の旧協和町地内を南北に流れる小貝川に架かっている。老朽化した橋は、大型車輌の通過も多いため、安全面から早期の架け換えが要望されている。

 全体計画では、道路改良工事も含めて延長2900mの整備を予定している。このうち橋長が157m。

 これまで、(仮)新加草橋の橋梁整備計画及び同線のバイパス建設についての調査を実施。平成8年度より事業化されている。12年度には国補道路改良事業に採択。その後、今年度までに国庫補助区間のうち73%の用地取得を終えている。

 県道高田下館線との交差点部分に未買収箇所があるものの、当面は橋梁工事を中心に整備を進めていく計画だ。

 18年度の整備計画では、橋梁の下部工事と前後の取付道路の工事に着手する。

 来年度の下部工事は、1基の設置を計画している。河川の渇水期となる秋から冬ごろに発注する方針だ。また、延長規模などは未定だが橋梁部分前後の取付道路の整備も進めていく考えだ。

 橋梁架け換えは、全体で橋台2基と橋脚3基を整備する。道路幅員は7mで歩道(W3・5m)を両側に整備する。

 詳細設計は、(株)日本構造橋梁研究所が策定した。工事は20年代の後半に終える見通しだ。



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