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【古河市】新棟建設24年度に視野/病棟改修11月発注/つるみ脳神経病院

2023/09/27 日本工業経済新聞(茨城版)

 つるみ脳神経病院(古河市、靍見有史院長)が、病院本棟の改修および新棟建設を計画していることが本紙の取材で明らかとなった。2023年度内に救急処置室などの改修を予定。改修工事が27日に公示となり、10月18日に改札となる。工期については24年3月24日までとしている。また、24年度以降には、救急処置を目的とした新棟建設をする見込みだ。

 本棟の改修工事は27日に公告となり、郵便による一般競争入札で10月18日午後3時まで受け付ける。同日午後4時に改札となり、11月に工事発注となり、24年3月24日まで工期を設定している。入札参加の資格要件については、建設業許可を受けたものを対象としている。今回の改修は、厚生労働省の23年度医療提供体制施設整備交付金から、県の病院群輪番制病院および共同利用型病院施設整備事業として交付が決定。厚生労働省から1566万円の交付を受ける。

 改修を実施するのは、本棟の救急処置室など4カ所を予定。救急処置室では、現在パーテーションで区切っている部分に壁を設置し、新たに処置室とする。新型コロナ感染症など、院内患者への感染を抑える対策を図る。シャワールームでは、入口を変更し利便性の向上を図るほか、看護師休憩室の改修を実施。労働環境改善のために、より使いやすくなるよう内装工事を実施する。また、現在備品庫である部屋を、新たに診察室として改修する。

 病院の所在地は古河市上片田813番地。3階建てで、診察室を4室、処置室を1室備える。病床数は一般病床が29床有し、特別個室1床、個室1床、2人部屋2床としている。1日の外来患者数は60~80人。全身用X線CT診断装置、据置型デジタル式循環器用X線透視診断装置を各1台設置している。今後は24年度に新棟建設を視野に入れる現在新棟の詳細については協議中で、救急処置機能を持たせた病棟を想定している。

 申請書などは27日から10月18日まで、つるみ脳神経病院(古河市上片田813番地)で郵便のみで受け付ける。また、入札に関する質問を10月4日正午まで受付、回答を10月10日正午までに提供する。

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