北陸地方整備局羽越河川国道事務所工事安全対策協議会(会長=澤山雅則羽越河川国道事務所長)は9月27日、関川村村民会館で2023年度羽越河川国道事務所建設労働災害防止大会を開催した。「建設労働災害防止週間」の一環として羽越河川国道事務所の発注者と受注者、約80人が参加。新たな決意の下、安全管理の原点に立ち返り、建設工事現場における労働災害撲滅に向け気持ちを一つにした。
冒頭、澤山会長は「担い手確保のためにも官民一体となって労働災害を撲滅して、建設業を安全で誇りのある職場にしていくことが重要」と、さらなる安全管理を要請。
講話では、新発田労働基準監督署の金丸浩也署長が、労働災害発生状況や化学物質による労働災害防止の取り組みに加え、働き方改革の必要性ついて「選ばれる職場になるには経営者が方針を明確にすること、労働者の理解・協力が重要。多様な働き方を労働者も含め理解することが求められる」と説いた。
安全管理優良受注者表彰では、同事務所発注工事の中から本年度の安全管理優良受注者として表彰された加藤組が表彰状を披露。
加藤善典社長は「これまで会社で取り組んできた安全対策の取り組みが評価されたものと思っている。これからも工事の安全を第一に進めてまいりたい」と受賞の喜びを語った。
また、同社の朝日温海道路府屋地区改良他その4工事の現場代理人を務める宇鉄博志氏が現場の災害防止に関する創意工夫を説明。飛散防止カーテンシートの取り付けやハンドベルによる熊よけ対策などを実施し、未然にトラブルを防ぐ取り組みを行いながら施工を進めたことを紹介した。
最後は、朝日温海道路府屋地区改良その6工事の現場代理人を務める、富樫組の川内俊昭氏により安全宣言が行われ、さらなる安全管理を全員で誓った。
【写真=さらなる安全管理誓う、加藤組が表彰状を披露】