土木研究所は、SIP課題のスマートインフラマネジメントシステムの構築について研究推進法人として研究体制を構築、26日に発足式を開催した。体制トップのプログラムディレクターには、久田真東北大学大学院工学研究科インフラマネジメント研究センター長が務め、各研究課題のプロジェクトマネージャー、研究開発責任者が決定した。
藤田光一理事長はあいさつで「SIP第3期の課題の一つスマートインフラマネジメントシステムの構築について、久田PDの力強く高い見識に発するリーダーシップのもとで、いよいよ研究開発体制が発進することとなった」と、関係機関の支援への感謝と社会実装に向けた研究の進展に期待を寄せた。
研究開発課題とプロジェクトマネージャー、研究開発責任者は次の通り。
※▽研究領域=①プロジェクトマネージャー②研究開発責任者
▽革新的な建設生産プロセスの構築=①小林泰三立命館大学教授②永谷圭司東京大学教授
▽先進的なインフラメンテナンスサイクルの構築=①木村嘉富橋梁調査会審議役②石田哲也東京大学教授
▽地方自治体等のヒューマンリソースの戦略的活用=①長井宏平東京大学准教授②宮里心一金沢工業大学教授、沢田和秀岐阜大学教授
▽サイバー・フィジカル空間を融合するインフラデータべースの共通基盤の構築と活用=①堀宗朗JAMSTEC部門長②本田利器東京大学教授、前田紘弥アーバンエックステクノロジーズ代表取締役、久村孝寛日本電気主任研究員
▽スマートインフラによる魅力的な国土・都市・地域づくり=①中村太士北海道大学教授、長井宏平東京大学准教授②村上暁信筑波大学教授、楠葉貞治東北大学特任教授、貝戸清之大阪大学教授