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厚生労働省新潟労働局

女性活躍、若者雇用促進の優良企業4社に認定書

2023/10/04 新潟建設新聞

 厚生労働省新潟労働局は、北澤工業(長岡市)と大陽開発(上越市)を女性活躍推進法に基づく認定(えるぼし認定)企業に、大河津建設(燕市)とスリーピークス技研(三条市)を若者雇用促進法に基づく認定(ユースエール認定)企業とした。9月29日には新潟労働局で認定通知書交付式が取り行われ、西岡邦昭局長から、それぞれに通知書が手渡された。

 えるぼし認定を受けた北澤工業の北澤晶社長は「男女関わらず、多様性が求められる社会であり、社会に貢献できる事業を進める機運が高まっている。女性活躍のみならず地域、働き手からも求められる企業として精進したい」と話し、大陽開発の柴田弘樹総務部長は「上越市初の認定であり光栄なこと。老若男女、全員が活躍できる会社を目指して、昨年には男性2人が育児休暇を取得。女性の採用も少しずつ増えてきた。認定をきっかけに誰もが楽しく生き生き働ける会社へ励みたい」と決意を述べた。

 またユースエール企業に認定された大河津建設の熊谷祐治社長は「若手の積極的な採用活動とともに、定年の延長をはじめ、子育てに関する特別休暇を創設するなど、まずは、いま働く社員のより良い労働環境づくりを進める」とした。

 えるぼし認定は、女性の活躍促進に関する状況などが優良な企業を認定する制度。▽採用▽継続就業▽労働時間等の働き方▽管理職率▽多様なキャリアコース―の5項目で、女性が能力を発揮しやすい職場環境となっているかを評価する。

 またユースエール認定は、若者の採用・育成に積極的で、離職率、所定外労働時間、有給休暇などが優良で一定の要件を満たす企業を厚生労働大臣が認定する。

 西岡局長は「えるぼし認定を受けた2社はともに建設業。来年4月から残業時間の上限規制が適用される。一層の働き方改革が期待され、女性活躍のリーディングカンパニーのとして業界をけん引していただきたい」としたほか「女性活躍、若者雇用促進にさらなる機運醸成へ引き続き、雇用環境の整備に取り組む企業の支援と周知を図りたい」と語った。

【写真=ユースエール認定証通知式】

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