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埼玉県県土整備部

県土整備部、花崎踏切立体化で最適ルート案を

2023/10/05 埼玉建設新聞

 県土整備部は、立体化の可能性を検討している加須市内の県道北中曽根北大桑線と東武鉄道花崎踏切の交差部について、進捗(しんちょく)状況を県議会に報告した。立体化した場合の交通量の変化、騒音・振動、周辺環境への影響などを本年度検証。最適なルート案の見極めに取り組む。

 2021年度に踏切周辺の交通量調査、22年度には現地測量、複数ルートの検討に着手している。花崎駅より東側にある花崎踏切(加須市篠崎66-1)は周辺に建物が立地しているだけでなく、東北自動車道、水路が近接。事前の課題検証に時間を掛ける必要がある。

 立体化の重要性を問う高橋稔裕県議(自民)の一般質問(3日)に対し、県土整備部は「最適なルート案を定め、地元に丁寧に説明していく」と答え、着実な進捗に注力する姿勢を示した。

 国の踏切道安全通行カルテによると、対象箇所の踏切長は9・4m。踏切道としての幅員は車道7m、歩道1・5m。

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