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最長24か月に拡大/4月から指名停止強化

2006/02/11 東京建設新聞

 東京都財務局は、都発注工事における指名停止の強化について明らかにした。4月1日から実施する。

 新たな取り組みとして、暴力団員を関与させるなど極めて悪質な企業については、競争入札参加資格を2年間取り消します。

 指名停止の強化としては、談合を行った企業に対し、指名停止期間を延長する。これまで、最長12か月、標準6か月だったものを、最長で24か月、標準でも12か月と、2倍の期間とする。

 また、指名停止対象の拡大として、営業譲渡などにより指名停止を受ける原因となった部門を譲り受けた企業や、談合を行った者が役員として所属する他の企業についても指名停止とする。

 今回の指名停止強化策の実施については、国での、橋梁や施設整備工事などで官製談合が横行し、都の入札においても、暴力団を使って脅迫した建設会社の関係者が逮捕されるなど、公共工事は、極めて厳しい目を国民から向けられている現状にあることなどを踏まえ、これまで談合防止策の検討してきた。都入札監視委員会の意見も踏まえた上で、指名停止の強化するため、指名停止措置要綱を見直す。

 問い合わせは、財務局経理部総務課(電話03-5388-2607)。



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