【板倉】弁当容器や食品トレーなどプラスチック食品容器の製造販売を手掛けるシーピー化成(岡山県井原市、三宅慎太郎代表取締役社長)は、2022年に開設された北関東オフィスと首都圏物流センターの敷地内に新たな生産拠点となる首都圏工場の建設に着手した。設計施工は一括して五洋建設(東京都文京区)が担当し、24年11月に完成を見込んでいる。営業物流生産の全ての設備が完成し、本社に次ぐ一大拠点としての本格稼働が始まる。
新工場はS造2階建て、延べ床面積2万5062㎡となる。要員は100人程度とし、インライン型により省人化を図り、環境配慮型容器の生産増強に対応する。
首都圏拠点は首都圏拠点構築計画とし、第1期工事の総投資額200億円超により、整備を実施。19年に板倉ニュータウン産業用地内(泉野2-41-5)で、営業・物流・産業拠点構築のために用地を取得した。敷地面積は11万684㎡で、将来的には敷地内でさらに新たな工場建設も予定しているという。
22年4月1日には営業拠点北関東オフィスを開設し、同年11月7日には首都圏物流センターを開設、稼働させている。北関東オフィスはS造2階建て、延べ床面積738・32㎡。物流センターも同じくS造2階建て、延べ床面積は4万8642・33㎡の規模となる。
拠点整備は東北自動車道館林インターチェンジから約6㎞の立地、東京都心まで約1時間の交通アクセスを生かして、関東圏における製品の需要拡大および販路強化、首都圏という一大消費地への製造・配送も強化することが目的。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けたため、スケジュールを変更するなどし、整備を進めてきた。