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インターンシップモデル作成へ人材確保プロジェクトが始動

2023/10/18 新潟建設新聞

 新潟県電気工事工業組合(吉田徳治理事長)と新潟県中小企業団体中央会(浜田忠博会長)は、若手人材の確保に向けて「インターンシップ モデルプログラムの作成プロジェクト」をスタートさせた。若手人材の確保のため、インターンシップに着目。すでに導入、実施している企業から、何をやったらいいか分からない企業まで含めて参考にできるインターンシップのモデルプログラムを作成し、組合内での共有を図る。

 初回となった13日には、同組合新発田支部でキャリアコンサルタントによるインターンシップに関するセミナーが開かれた。 

 企業の採用支援などを行うモザイクワーク人事コンサルティング事業部の平松しのぶ氏は、県内での状況や事例を解説。インターンシップの考え方として「学生=顧客」として捉え、「学生がインターンシップに何を求めているかを検討し、学生のニーズに合ったプログラムを提供することが大切」とし、学生へのヒアリングが重要とする。

 また、中小企業診断士で、オフィス小山代表の小山直久氏は、「仕事内容に加えて、社内の『人』に興味を持ってもらうことが重要であり、興味を持ってもらうためには、一方通行の説明だけでなく『対話』が必要」とし、セミナー参加者全員で、コミュニケーション力の向上や、自社の特徴、価値を再認識するワークショップを実践した。

 セミナー参加者からは、「これまで危ない、負担になるなど、言い訳から入っていたが、自社のため、社会貢献のため、もう少し勉強してインターンシップに取り組みたい」との声が聞かれた。 

 今後、新発田南高校とインターンシップに関する意見交換を行うほか、意見交換を踏まえ、モデルプログラムを作成し、組合内で報告、共有する。

【写真=インターンシップに関するセミナー、WSでコミュニケーション力向上】

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