県は、知事臨時記者会見を13日に開き、山梨県総合計画の決定について長崎幸太郎知事が説明した。総合計画推進本部において、山梨をさらに飛躍させる豊かさへのロードマップとなる計画が13日に決定となった。
同計画はこれまでの4年間につくり上げてきた本県発展の基盤の上に立つもので、目指すべき本県の将来像を明らかにし、今後の4年間に取り組むべき政策の姿を体系化したもの。
基本的な考え方として「県民一人ひとりが豊かさを実感できるやまなし」を本県が目指すべき姿とする。
取り組みの方向性として「ふるさと強靱化」と「『開の国』づくり」を進める。
このうちの「ふるさと強靱化」では、防災・減災、県土強靱化、地域経済基盤の強化、生活基盤の保障、安全・安心、快適なまちづくりを進める。
一方の「『開の国』づくり」では、海と空に開かれた「開の国」交通ネットワークの充実、「自然首都圏」創出のための基盤整備、「上質な空間」づくり、地域経済の収益力向上-を推進する。
決定した計画について長崎知事は「しっかりとふるさとを強靱化し、これを土台に内外に開かれた山梨県をつくって、多くの方の参画をいただき、知恵を集めた地域づくりを今まで以上に加速させていきたい」と述べていた。