妙高市役所近くで建設が進められる新図書館等複合施設が17日、着工を迎え朝日町地内の建設地で起工式が執り行われた。妙高市や地元関係者、施工関係者など約40人が出席して神事が執り行われ、工事の安全と無事故の完成を祈願した。
新施設は図書館を中心に子育て支援機能などを備えた多世代型複合施設を建設。完成は2025年秋ごろを予定。施設規模はRC一部S造3階建て(屋上機械室)、延べ床面積2884㎡、建築面積1082㎡。1階に多目的ルーム、プレイルーム、子育て支援スタッフルーム、予約本コーナー、カフェなどを配置。2階には図書館スタッフルーム、市民活動室、学習スペース、視聴覚ブース、展示スペースなどを設置。3階も図書機能を中心に閲覧スペース、一般・児童蔵書スペース、サービスカウンターを設ける。
駐車場は建物東側と西側合計で58台分、駐輪場は南側出入口に30台を設け、おもいやり区画付近では耐雪型の庇、融雪ヒーターを設置。出入り口付近にロードヒーティングを敷設する。
工事は、建築本体工事を加賀田組・山﨑建設・野本組JV、電気設備工事は西脇電気商会・東北新井電工・ホソノ電気トータスJV、機械設備工事は雲田商会・新井設備工業所JVが担当。設計は佐藤総合計画が手掛けた。
式典後に妙高市の城戸陽二市長は「新施設は地域の智の拠点、生涯学習、子育ての拠点としての役割を持ち、地域の活性化にも寄与し、市の目玉となる施設」と期待を寄せた。
工事着手に当たり施工者を代表して加賀田組の市村稿社長は「新しい妙高市のシンボル、にぎわいの拠点となる施設の建設に携わることは名誉なこと。施工各社がしっかり力を合わせ、品質管理、工程管理を徹底し、所定の納期までに無事故・無災害での完成を誓う」と力強く決意を述べた。
【写真=佐藤総合計画・鉾岩社長、城戸妙高市長、施工関係者、完成イメージ】