県は、旧愛宕山少年自然の家解体工事に伴う実施設計を進める。該当建物が山の中腹に建っているため、法面における現状の強度などを確認する業務を行う。発注時期や発注形態はまだ固まっていないが、県では準備ができしだい発注し、業者を選定したい考えだ。
甲府市愛宕町358-1にある旧少年の家の建物は、経年や老朽化が見られるため解体撤去工事が今後計画されている。
県の公共施設等総合管理計画の中で同施設は、八ヶ岳少年自然の家に機能を集約され、同施設は廃止となった。
現状は崖を背にした形で建物が建てられている。そのため、建物の解体工事を今後進めるほかに、斜面の強度が十分かを確認するとともに、崖崩れを防止するための法面保護が今後必要とされている。
昨年度には建物の解体および跡地整備工事に伴う基本・実施設計業務を山梨建築設計監理事業協同組合と随意契約を交わした。今回の設計業務は昨年度に実施した設計業務の追加として進める考えだ。
建物の概要は1973年に建設されたRC造2階、地下2階建て。延べ床面積は2663・20㎡。
事業費については県の9月補正予算で4356万円が盛り込まれている。
【写真=少年自然の家上部のようす、旧愛宕山少年自然の家の外観】