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群馬県沼田市

沼田小管理棟へ事業費/一般会計総額は222億円強/18年度当初予算案

2006/02/16 群馬建設新聞

 沼田市(星野已喜雄市長)は15日、18年度当初予算案を公表した。それによると、一般会計の総額は222億6894万2000円となり、前年度当初予算と比べ1・6%減となった。普通建設事業費は、前年度対比11・8%の減額となる26億858万3000円となったが、合併特例債(約4億7000万円)を防災基盤整備や公園整備、学校施設耐震化、沼田小学校管理棟増改築及び池田公民館改修などの事業費へ初めて充てた。建設関連の主な項目としては、沼田駅前広場整備事業を始め、基幹道路新設改良事業、城堀川緑地整備事業、南原ふれあい公園整備事業、小中学校耐震診断・耐震補強事業、沼田小学校管理棟増改築事業等が盛り込まれた。

【沼田駅前広場整備事業】

駅東口前の広場約11600㎡の整備を行う。ロータリー整備のほか、駐車場・多目的広場・せせらぎ広場・コミュニティスポットなどを建設するもので、18年度は、駐車場及びせせらぎ広場などを整備する。駐車場(約5100㎡)は、駐車台数70台と大型駐車場4台を確保。一方のせせらぎ広場(約2200㎡)は、池・流れ部分のほか湿地池を整備し、尾瀬を象徴する水芭蕉等が植えられる。

【基幹道路新設改良事業】

上原横塚線、沼田川田線、T108号線、T105号線の改良を行う。中でもT105号線上には、栗原橋の架け替えを計画しており、工事は、橋脚2基の施工を予定。新橋は、利根町振興局の南側を流れる栗原川に架かる既存橋の上流側に架設するもので、規模は、L82m、W10・25m(下流側にW2・5mの歩道設置)の3径間連続PC橋。

【城堀川緑地整備事業】

県沼田土木事務所が進めていた国道120号の拡幅工事の際に、城堀川を埋め立てて建設した仮設道路部分を利用して整備するもので、場所は、国道120号の北側の上原町、桜町、東原新町の一部で、北側に隣接する城堀川第2管理公園と一体化させる方針。公園内には「水辺の観察ゾーン」「多目的型水辺環境創造ゾーン」「憩いの小庭ゾーン」などに分け、池や小川、水車、橋ベンチ、四阿などを設ける。18年度は、護岸工や植栽工、園路整備などを予定している。

【南原ふれあい公園整備事業】

同公園は、鍛冶町地内の沼田市食肉処理場跡地を公園として新たに整備するもので、敷地面積は約1800㎡。内部には、西側に約900㎡の芝生広場を設置。中央には四阿を設け、その近くに管理車両も通れるW3m程度の園路や東側には、植栽やトイレ、駐車場(2台)などを確保する。また、芝生広場の西側には、ブランコ、鉄棒、すべり台等の遊具を配置する計画だ。

【沼田小学校管理棟増改築事業】

同小学校中央校舎の跡地へ管理棟を建設するもので、規模は、2階建て延べ床面積約1000㎡を予定。内部には、職員室や校長室、会議室等を配置すると共に連絡通路としての利用も想定。現在、実施設計を小島設計(沼田市東原新町1452-11電話0278-23-3771)が年度末を履行期限に作成を進めている。

【小学校・中学校耐震診断・耐震補強事業】

18年度は、6小学校及び5中学校で2次耐震診断業務を実施し、補強設計は、白沢小学校と沼田西中学校の南校舎を対象に行う。

 (7面に主要事業)



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