太田市は清掃センター(細谷町1712)の解体跡地にストックヤードの整備を計画しており、2024年6月ごろに工事発注を予定している。清掃センターの解体は、24年8月末ごろの完了を目指し西松建設(東京都港区)が担当し工事を進めている。
ストックヤード整備に向けての設計業務は23年度に発注し、日建技術コンサルタント(大阪府大阪市)が基本設計および実施設計業務をまとめており、24年3月までに業務を完了させる。
予算は計17億4400万2000円の3カ年継続費を22年度に設定。24年度分は解体工事費も含めて3億2304万5000円の予算を計上している。
ストックヤード棟はS造平屋、床面積は約400㎡を1棟想定。紙類(段ボール、新聞、雑誌)の貯留が主な用途となる。整備諸室は紙類ストックヤードが約100㎡で、7tコンテナを3台設置予定。また、計量器2台も設ける。このほか、セキュリティリサイクル庫170㎡、紙倉庫を80㎡および50㎡で設ける方針としている。
工事では舗装工事も行う予定となっており、クリーンプラザの構内舗装と同等で大型トラックの走行が可能な舗装とする。対象面積は約3500㎡。電気設備や雨水排水設備も備える。
設計方針では、一般利用者や職員の安全性を図るほか、自然エネルギーの活用や建物消費エネルギーの抑制、創エネなどを考慮した環境に配慮した施設とする方針している。