国土交通省は遠隔施工等実演会を11月20日、21日の両日、茨城県つくば市の国土技術政策総合研究所、土木研究所の建設DX実験フィールドで行う。施工DXチャレンジ2023と銘打って、宇宙建設革新プロジェクトの12プロジェクト全20技術を紹介する。
月面など宇宙開発の発展に可能性のある地上の建設技術高度化への取り組みで、遠隔施工などの革新的施工技術を実演・展示。ノウハウを共有し、技術の普及、技術力向上、技術開発を促進するねらい。
実施内容は▽宇宙建設に資する革新技術開発(12プロジェクト)の紹介▽遠隔施工等の革新的施工技術の実演・展示(遠隔操縦式建設機械、電動建機等)―。操作者、機器開発者といった遠隔施工等の革新的施工技術に関する産学官の関係者、宇宙無人建設革新技術開発関係者などの参加を予定している。
分野別の実演・展示予定技術は次の通り。
【遠隔施工技術】
▽簡易遠隔操縦装置ロボQS▽無人化遠隔操作ICTバックホウ『どこでも ICT』▽遠隔操作コマンド・コンソール(CAT Command)チルトローテーターアタッチメント▽遠隔操作対応機リモコン仕様
【長距離遠隔施工技術】
▽重機の超遠隔操縦、自動自律制御技術▽建設機械遠隔操縦システム「KanaTouch」▽K-DIVE▽建設機械後付け遠隔操作システム▽自動運転×デジタルツインによる杭圧入施工の遠隔管理システム
【遠隔施工技術(バーチャル)】
▽遠隔操縦式バックホウシミュレータ▽建設機械運転シミュレータ▽ケーブルクレーンシミュレータ
【映像・通信制御技術】
▽可搬型ローカル5G基地局▽高信頼ローカル5G通信システムAU-650▽超低遅延映像・通信制御技術
【電動建機】
▽電動+遠隔操作式ミニバックホウ▽遠隔操作式電動バックホウ
【革新的施工技術】
▽力制御機能を有する次世代作業機▽四輪多関節機械(スパイダー)▽自律走行式草刈り機