県飯田建設事務所は国道256号飯田市下久堅バイパス整備事業で、橋長115ｍの橋梁上部工を12月下旬にも公告する。10月31日の建設部建設工事請負人等選定委員会で入札参加資格を決めた。入札方式は総合評価落札方式（工事成績等簡易型）。参加基本要件は鋼構造物863点以上1250点以下（県内本店は上限なし）。地域要件は設けない。発注規模は税込み予定価格１億6000万円以上５億円未満。

　工事概要は橋梁上部工Ｌ115ｍ×Ｗ６（7.5）ｍ：４径間連続非合成鈑桁橋、工場製作工および架設工一式（鋼重量160ｔ）。開札予定時期は2024年１月下旬で、工期は約600日（債務負担行為設定済）。フレックス工期契約制度による発注で、工事開始期限は24年４月22日。設計業務は長野技研（松本市）が実施した。

　参加者には同種実績要件で「鋼橋上部工（新設又は拡幅）の実績があり、かつ鋼橋上部工の製作工場を有すること」、また配置技術者要件で主任（監理）技術者に１級土木施工管理技士（国土交通大臣特別認定者を含む）または技術士建設部門（鋼構造及びコンクリート）の配置を求める。工事名は「令和５年度社会資本整備総合交付金（広域連携）工事」（(国)256号 飯田市知久平（下久堅バイパス）３工区）。

　なお同事業では今後、延長140ｍの地盤改良工（＝下久堅バイパス１工区：地盤改良工Ｌ140ｍ×Ｈ0.9～11ｍ、Ｖ１万1600m3）と橋梁下部工（＝下久堅バイパス２工区：Ａ１橋台１基Ｈ9.9ｍ、Ｖ294m3）の発注も本年度内に予定。当初計画していた延長306ｍのトンネル工については予算等の事情により発注を次年度以降に先送ることにした。