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先行区間では橋梁工事を/新山梨環状道路東部区間で

2023/11/07 山梨建設新聞

 県は、新山梨環状道路東部区間の整備に取り組む。落合西ICから(仮称)東油川IC間の先行区間では橋梁や高架橋の工事を実施し、残る区間の用地取得も約9割が完了しているという。9月議会の一般質問で志村直毅議員が整備進捗を県に求めたもの。

 新山梨環状道路の西下条~落合西ICは昨年11月に開通した。今年の2月には渋滞状況などの調査を実施。その結果、同区間の移動時間の大幅な短縮が図られたという。交通の分散によって並行する現道の交通渋滞も緩和するなど、整備によって沿線地域の環境改善にもつながった。

 落合西ICから(仮称)広瀬IC間の整備状況としては、延長5・5㎞のうち、(仮称)東油川ICまでの1・8㎞を先行して整備が進められている。この先行区間では濁川と平等川を渡河する橋梁をはじめ、本線高架橋の工事を実施しているところ。

 残る3・7㎞区間について県県土整備部の椎葉秀作部長は「すでに約9割の用地取得が完了しており、現在は埋蔵文化財調査を行っている」と答弁した。

 また、笛吹市石和町に位置し(仮称)東油川ICにアクセスとなる国道140号の今後の整備について県では、交通需要の変化を見据えながら検討を行っていく方向とした。

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