厚生労働省新潟労働局は、小柳建設を女性活躍推進企業認定の最上位となる「プラチナえるぼし」に認定したほか、吉久建設を若者雇用促進法に基づく認定（ユースエール認定）企業とした。先月30日に新潟労働局で認定通知書の交付式が取り行われ、西岡邦昭局長から、通知書が手渡された。

　小柳建設の小柳卓蔵社長は、「認定を目指したわけではなく、とにかく社員を楽に働かせてあげたいという思いだけ」とし、「効率的に仕事をするためにＤＸ等を活用し、建設業でも変われるということを見せたかった」と語る。

　吉久建設では、若者の入職確保に向けた認知度向へ認定を取得。社員へのタブレット支給などの効率化、ペーパーレス化などに取り組み、吉田隼人専務は「さまざまな改革、変革に取り組み認定となった。認定に恥じぬよう一層努力するとともに、社員全員で意識を持ってアピールを展開していきたい」とする。

　えるぼし認定は、女性の活躍促進に関する状況などが優良な企業を認定する制度。小柳建設では２０２２年３月に認定済みで、今回は、より高い水準で基準を達成した。全産業で２例目のプラチナ認定となる。

　またユースエール認定は、若者の採用・育成に積極的で、離職率、所定外労働時間、有給休暇などが優良で一定の要件を満たす企業を厚生労働大臣が認定する。西岡局長は「若者や女性が安心して働けるように他の企業の模範となるような取り組みを進めていただきたい」と今後の活躍に期待した。

【写真＝小柳建設の小柳社長（左）、吉久建設の吉田専務（左）】