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施設イメージ初公開/グランピング建設が前進

2023/11/09 日本工業経済新聞(茨城版)

 ツキヒHD(東京都、キムラカズキ代表取締役)と、KX(鹿嶋市、小泉文明鹿島アントラーズ代表取締役社長)は、鹿嶋市にグランピング施設の建設を計画している。このほど、グランピング施設の現段階までのイメージビジュアルを初公開。同施設は、全2期で開発を進め、2024年春にプレオープン、同年夏にはグランドオープンする予定。第1期の工事は着手済み。第2期の事業者は順次、募集予定だ。

 同計画では、NO WONDER JAPAN製のトレーラーハウス「Glambase(R○)」を活用した施設を構想している。概要としては、宿泊施設8棟の建設を計画。各棟にはプライベートサウナを附帯し、飲食棟、共用サウナ棟、多目的コミュニティスペースなども提供予定。地域の日常に溶け込んで利用できるように宿泊エリアとエンタメエリアを設け、地域にもひらけたような設計を計画。回遊性を持ち、落ち着きと賑わいが同居する分かりやすいゾーニング計画としている。

 まず宿泊エリアでは、トレーラーホテル8棟の建設を計画。併せて、各戸別に個室サウナとBBQスペースを設置。また、外周部にはプライベートの庭を配置する予定。敷地隣地側に宿泊エリアを配置し、3ブロックに分けることで多様な環境を用意する方針だ。

 エンタメエリアにおいては、レセプションや大型サウナ、飲食、イベント広場を設ける想定。大人数が入浴可能な共用サウナでは、大型モニターから大迫力の映像が流れる。多様なイベントを許容する芝広場を整備する方針で、レセプションは、駐車場から分かりやすい見渡せる中央に配置する。多目的広場では、健康促進やコミュニティ形成のための地域に開かれた公園を設置。

 また、臨時駐車場やイベント広場にもなる余白のスペースも設ける計画で進めている。他、宿泊エリアとエンタメエリアの間のスペースは、一般利用と宿泊者の居場所を隔てる公園的な干渉空間にすることや、車で回遊しやすい経路を整備する方針だ。

 同施設は、「地方創生」×「スポーツ」×「リカバリー」をテーマとした地域の魅力を発信するグランピング施設とする。

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