新座市（須田健治市長）は１７日、１８年度当初予算案を公表した。一般会計は、対前年度比９％増の３７３億１３００万円。このうち、投資的経費は、１７年度に策定した土地開発公社経営健全化計画に基づく、土地開発公社保有土地の買い戻し予算の著増により、同１５２・２％増の３３億２５０２万９０００円と、大幅に伸びている。特別会計、企業会計を含めた総額は、同６％増の７１４億４９９８万３０００円となっている。

　建設事業をみると、建築関係の大型事業は見当たらないが、小中学校の老朽化した便所改修の初弾事業として、西堀小学校の設計・施工を計画している。また、大和田公民館の改修工事も予定。

　一方、土木関係は、新座駅北口土地区画整理事業の１９年度以降の事業認可に向け、事業計画書を作成する。また、道路新設改良工事に１億４５５０万円、公共下水道汚水新設工事に１億７８２０万円、同雨水新設工事に１億３０００万円、新座駅南口第２土地区画整理の道路築造等工事に１億８３０５万円余を設定。

　主要事業の概要は次のとおり。

【西堀小学校便所改修】

　設計委託４９万９０００円、工事監理委託２１９万５０００円、工事６５００万円。場所は西堀２－１８－３。男女別の便所数は、３階建て校舎の各階に２か所ずつで計６か所。和式を洋式中心するとともに、身障者用トイレを設置。配水管や排水管の老朽化が著しい。工事は夏休みに実施

【道路新設改良事業】

　設計委託５００万円、工事１億４５５０万円。市道第５６－０５号線（武野通り）８１５ｍ、市道第４１－０１号線（市役所前）２１０ｍ、平林寺堀歩道（西屋敷通り）８５ｍほか

【下水道事業】

　下水道建設工事３億８２０万円。補助事業は、平林寺第二幹線工事その１３がφ１８００mm×１７５ｍ、単独事業の汚水枝線がφ２００mm×約１８８０ｍ