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茨城県結城市

2~3月に工事発注/新設校先立ち施設解体へ

2023/11/10 日本工業経済新聞(茨城版)

 結城市は、結城南中学校敷地内に新設校を新築し絹川小学校など5校を集約する。2024年2~3月に予定地上にあるプールなどの解体工事を発注。24年度内に解体が完了となるほか、テニスコートや駐車場など環境整備工事を24年度内に発注する。校舎の本体工事は25年度と26年度の2カ年で計画。開校が27年4月を予定している。また、実施設計は24年度に桂設計(新宿区)が担当する。

 新設校校舎の本体工事に先立ち、新築予定地にあるのプール、部室棟、テニスコートを解体。早めに完了させるため、24年2~3月に解体工事を発注し、24年度内に完了となる。また、新たなテニスコートの設置および駐車場などの環境整備を計画。24年度当初予算にて工事費を充て、24年度中に発注となる。

 解体となる施設の規模・構造は、プールがRC造、面積855㎡で50mコース8コースを保有。部室棟はCB造で床面積119㎡。テニスコートについては4面備えており、フェンスを撤去する予定だ。

 校舎の本体工事では、25年度と26年度の2カ年で実施。工事費については、実施設計の状況、工期を鑑みて、24年度内に設定する場合もある。開校は27年4月を予定。基本設計においては桂設計が担当し23年度内にまとめ、24年度に実施設計を作成する。

 新設校舎の想定規模は2階建て、延べ床面積8500~9800㎡。1室74㎡を想定した普通教室15室と特別支援教室9室を備える。音楽教室や外国語教室などの特別教室を設置するほか、メディアセンターやランチルーム、ワークスペースを設ける。また、放課後児童クラブを敷地内に設置する予定で、プールは民間委託を検討している。

 集約となる小学校は、絹川小、江川北小、江川南小、山川小、上山川小の5校。結城南中校舎については、中学校校舎として集約後も使用。校舎の規模・構造は、教室棟がRC造2階建て、延べ床面積816㎡、技術教室棟がS造平屋、同518㎡、特別教室棟がRC造2階建て、同2125㎡、管理棟がRC造3階建て、同4195㎡を有する。また、集約後の小学校校舎については今後市民参加型の委員会などで検討活動を実施する。

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