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新深谷嵐山線変更など/第196回県都市計画審議会

2006/02/20 埼玉建設新聞

 第196回県都市計画審議会が17日、さいたま市内の浦和東武ホテルで開催された。主な議案は、熊谷都市計画で3・5・38新深谷嵐山線の変更、毛呂山・越生は、飯能寄居線バイパスとなる3・5・1新飯能寄居線の一部区間ルート変更、所沢では3・5・10中央通り線のうち所沢駅前以南の幅員を拡大、所沢駅ふれあい通り線と立体交差に変更などの都市計画道路関係をはじめ、所沢、戸田の都市再開発の方針変更や用途地域の変更、区域区分の変更など全16案件を審議した。

 主な審議対象は、次のとおり。

【熊谷都市計画道路の変更】

 都計道3・5・38新深谷嵐山線は、深谷市上原字木株を起点に、田中字中の国道140号バイパスまでを結ぶ延長約1290m。

 変更は、これまで幅員2・5mとしていた歩道を、周辺の土地利用や道路利用状況などを踏まえ、3・5mの自転車歩行者道とし、全体幅員を12mから2m拡幅して14mとする。また、車線数は2車線とする。

 ルート上、国道140号旧道から140号バイパスまでの約920mは新設区間で、途中、秩父鉄道をアンダーパスする区間がある。立体部の延長は、南側の現道から77・3mを擁壁区間、鉄道および側道をくぐるボックスカルバート区間25・7m、北側の地上部分までの擁壁区間169m、合わせて272m。幅員は、14m。車道2車線と両側に自転車歩行車道3・5m。立体交差区間には両側に側道も設け、鉄道脇の側道と連絡

【毛呂山・越生都市計画道路の変更】

 3・5・1新飯能寄居線は、毛呂山町葛貫字新田前を起点に、岩井字鈴鹿が終点となる約4080m、幅員15m。毛呂山町役場付近から終点側は完成しており、起点から役場までが新設区間となる。途中には、JR八高線をオーバーパスする跨線橋も計画されている。

 変更は、起点付近で大学キャンパスの開設などによる当初計画時に見込んでいない交通量の対応や地形状況などを総合的に勘案し、現道部分の利用も視野に約1000m区間を東側に約17mずらし整備する計画

【所沢都市計画道路の変更】

 対象の3・5・10中央通り線は、所沢市東住吉を起点に金山町が終点の延長1910m、幅員15m。

 変更は、都計道所沢村山線から都計道ふれあい通り線までの約310m区間が対象。所沢駅近辺という立地から、広幅員の歩道と車道の拡幅が必要とされ、15mから32mに拡大する。また、ふれあい通り線が、西武線とアンダーパスで計画され、鉄道に近接する中央通り線も一気にくぐる計画から、立体交差1か所を記した

【飯能都市計画区域区分の変更】

 飯能市武蔵丘地区の約73・2haは、開発計画が中止となり、市街化区域(第1種低層住専、第1種住居)から調整区域に編入する

【草加都市計画区域区分の変更】

 草加市稲荷1丁目地区および八潮市南後谷西地区は、河川改修により治水安全度が向上したことから市街化区域に編入。

 稲荷1丁目は面積約5・9ha。指定する用途は、準工業約0・1ha、工業約5・8ha。

 南後谷西地区は約6・1ha。準工業約5・9ha、工業約0・2haとする

【妻沼都市計画区域区分の変更】

 妻沼西部工業団地地区約50haを市街化区域に編入。



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