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吉川市、24年度の工事着手へ向けて小中学校体育館空調整備の詳細を検討

2023/11/14 埼玉建設新聞

 吉川市は小中学校体育館への空調整備事業について、2024年度の工事着手を目指して詳細検討を急ぐ。全12校の体育館へ空調設備を新設する計画となっており、23年度内に12校分の工事詳細や各校の着工時期などをまとめる予定だ。国が交付する緊急防災減災事業債を活用するため、同事業債の期限となる25年度末までに全校分の工事を終えるものとみられる。

 市内には計8校の小学校(吉川・旭・三輪野江・北谷・関・栄・中曽根・美南)と計4校の中学校(東・南・中央・吉川)が立地。いずれの体育館も空調設備が未設置のため、24年度から順次各校体育館への空調設置へ乗り出す方針だ。

 現在は金子設計(狭山市、電話04-2956-1731)が12校の設計を一括で進めている段階。各校体育館へ設置する空調の仕様を詰めた上で、学校ごとの着工時期を調整する。一部は武道場を備える体育館もあるが、武道場にも空調を設けるかは設計で調整する。

 市は小中学校体育館のほか、総合体育館(上笹塚1-58-1)にも空調設備導入を計画中だ。空調に加えて、外壁や設備の改修も含めた設計を松下設計(さいたま市、電話048-840-4118)が担っており、24年度から工事着手できるよう予算を編成する予定。

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