県は、県内スポーツ施設への冷風機設置や屋根が備わった形のベンチなどの整備を本年度に進める。県の９月補正予算に経費を計上し、整備の推進を図る。設置に向けて現在は内容を検討している段階のため、発注時期はまだ固まっていないが、利用者を考慮して本年度内の設置完了を目指す。

　整備のうち、甲府市にある緑が丘スポーツ公園の体育館では、利用者の暑さ対策として大型気化式冷風機を新たに設置する考えだ。

　また、同公園の体育館北側に位置するアーチェリー場においては、屋根が設けられていない部分があることから、暑さを防止するため、覆いのような形の設置を想定している。詳細な内容は、現在担当課で詰めの作業を進めているところ。

　さらに、富士吉田市上吉田立石５０００に位置する富士北麓公園では、陸上競技場の内部において、屋根が掛かった形のベンチの整備が予定されている。

　事業費については、９月補正予算の都市公園管理費の備品購入費として２３６７万９０００円が計上されている。

【写真＝緑が丘スポーツ公園の体育館、体育館北側のアーチェリー場】