関東地方整備局は、2023年度の「現場ニーズと技術シーズのマッチング」について技術シーズの公募を12月18日まで行う。今後、1月以降にマッチングイベントを開催し、本年度にはマッチング結果を公表する計画。マッチングについては計57件で、このうち8件が新規ニーズとなっている。
新規ニーズの8件は▽地下トンネル空間における無人機を用いた点検(江戸川河川事務所)▽護岸・水路の樹木根枯死技術(利根川上流河川事務所)▽障害物のある大面積の自動芝刈り(国営常陸海浜公園事務所)▽路面清掃車の高耐久ブラシ(千葉国道事務所)▽自動航行ボートを用いたダム湖法面点検技術(相模川水系広域ダム管理事務所)▽歩道橋腐食部の塗装による補修技術(横浜国道事務所)▽橋梁直下などGPSを受信できない箇所でのICT河川浚渫工の施工(荒川下流河川事務所)▽ロボティクスと3次元データ活用による災害時等における状態把握支援技術(宇都宮国道事務所)--。
「現場ニーズと技術シーズのマッチング」は、現場ニーズに対応出来そうな技術を持っている企業を広く公募。ニーズの内容とマッチングする技術について現場で試行して、技術評価を行った上で更なる技術改良や試行現場の拡大による現場実装を目指す取り組み。