県環境森林部は２０２０年度から29年度までの10年間を対象とした、西毛地域森林計画の変更案を示した。西部環境森林事務所管内が対象となる。変更点は林道の開設や拡張に関するもので、下三波川（藤岡市）など拡張９路線を追加し計画全体で合計２８６路線３７０・７kmの整備計画とした。

追加となる路線は◇下三波川（藤岡市）＝０・６㎞、改良・舗装◇御霊沢（藤岡市）＝０・１㎞、改良◇横手沢（藤岡市）＝０・１㎞、改良◇鎌取（藤岡市）＝０・１㎞、改良◇投石町有林＝０・１㎞、改良◇名無村支（藤岡市）＝０・１㎞、改良◇山の神（藤岡市）＝０・１㎞、改良◇沢口（神流町）＝０・１㎞、改良◇室沢（神流町）＝０・１㎞、改良－。全路線を計画前半での実施箇所としている。

このほかの変更として、27路線で計画前半に整備期間を前倒ししている。

対象となるのは地域別に高崎市で◇乗附（０・４㎞、改良）◇赤沢（２・６㎞、改良・舗装）◇三ツ丸大平（２・２㎞、改良・舗装）◇前ノ沢（２・５㎞、改良・舗装）◇南榛名山（２・６㎞、改良）◇大久保大日蔭（０・５㎞、改良）◇長久保（０・３㎞、改良）◇牛伏山（０・６㎞、改良）－の８路線。

また、藤岡市の◇ブナン沢（５・５㎞、改良）◇日向（２・３㎞、改良）◇滝ノ沢（０・９㎞、改良）◇尾柿（２・５㎞、改良）◇南郷支（１・０㎞、改良）－の５路線を前倒しとする。

さらに、上野村の◇神寄沢（１・７㎞、改良）◇小幡沢（１・５㎞、改良）◇楢原（３・４㎞、改良・舗装）◇後山（２・０㎞、改良・舗装）◇笠丸（２・０㎞、改良・舗装）◇竜ヶ尾根（２・０㎞、改良・舗装）－の６路線、神流町に位置する◇小塩沢（０・３㎞、改良・舗装）◇境沢（０・５㎞、改良・舗装）◇上小越（０・１㎞、改良・舗装）◇古宿（０・１㎞、改良・舗装）◇八倉（１・５㎞、改良・舗装）－の５路線が対象。

このほか、富岡市の日影（２・０㎞、改良）、下仁田町の七久保橋倉（０・６㎞、改良）と甘楽町の二の倉（２・５㎞、改良・舗装）を前倒しとしている。

今回の変更により開設事業は41路線23・３㎞、利用区域面積５７７８ha、拡張事業は２４５路線３４７・４㎞の整備計画としている。

林道整備計画には開設と拡張に分けて路線を設定。拡張は法面工や拡幅などの改良と舗装の補修や新設など舗装の２種類に分類した。今後、12月の森林審議会や国との協議を経て変更となる。