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建築CAD操作学ぶ/職場体験学習を開催/イトウ・アット・ホーム

2023/11/18 山梨建設新聞

 イトウ・アット・ホーム(甲斐市西八幡、伊藤通敏代表取締役)は、職場体験学習を今月1、2日に開催した。

 体験には敷島中学校の生徒が参加。1日目は建築CADソフトの講師を招き、建築CADソフトを使った平面図や立面図の作成体験や、子ども上棟式体験などを実施。翌日の2日目には、丸太のこぎりによる早切り体験などを実施した。参加した生徒たちは建設業の仕事を体験しながら、社会で働くことや将来の進路について学ぶ機会となった。

 イトウ・アット・ホームは約10年前からインターンシップを企画し、今回で15回目となる。事前に同校で行ったアンケート調査で「工業系の高校へ進学を希望」や「建設業で働くことを将来の職業選択に生かしたい」、「地震に強い家づくりに興味がある」と希望した生徒が今回の体験学習に参加した。

 1日目は、同校から4人の生徒が参加し、建築CADソフトの体験を行った。体験では建築設計のプロが使用するCADソフトで、戸建て住宅の平面図と立面図の3DCGの作成に挑戦した。

 生徒からは「ところどころ難しかったけど、講師の方の説明で図面の作成作業ができました」と感想を述べていた。将来はこのような仕事に就きたいと挙手する生徒も見られた。

 2日目には丸太のこぎりによる早切り体験を実施。

 両側にそれぞれ持つ部分がある大型のこぎりを使い、2人で呼吸をあわせながら丸太を素早く切る作業を体験した。

 生徒たちはこの2日間を通して毎朝の朝礼や神棚への拝礼、名刺交換、学校の業務日誌の記入なども実施した。

 職場体験学習について伊藤代表取締役は「たった2日間の職場体験ですが、生徒たちが3年間を振り返った時に、特別な時間を過ごした今日のことを思い出して今後に生かしてほしい」と話していた。


【写真=CADソフトで建設業の仕事を体験】

CADソフトで建設業の仕事を体験

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