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【港湾工事】技術カタログへ議論/毎年取り組む考え示す

2023/11/13 本社配信

 国土交通省は港湾工事で設計段階からの新技術導入促進を目指し、年度内に技術カタログをまとめ、導入への環境整備を進める。月内目途として全国的に共通する現場ニーズを公表。ニーズに対応した技術情報の募集を行うため13日の新技術導入促進委員会で、それらに関しての意見を求めた。なお、新技術導入促進への環境整備としてニーズ公表と技術情報募集は、毎年実施したい意向も示された。

 新技術導入の環境整備に当たっては①設計段階での新技術の導入というものに力点を置く②全国的に共有する現場ニーズを公表③この取り組みを毎年継続していくこと―を視点に置いている。

 新技術の導入は、施工段階で新しく導入するのは非常に困難。できるだけ設計の上流側で導入を決められるよう、新しい技術の情報を集約して関係者に共有、導入を促進していく。

 共有する現場ニーズの公表によって、同様のニーズや技術情報が集まり、設計段階で関係者が集まった際に情報を見ることで、新技術導入のハードルが下がる。

 毎年継続については、一度公表した現場ニーズに対しては、さらに新しい技術が開発される可能性があるため、情報を毎年アップデートしていく必要がある。また、新しい現場ニーズが生まれることもあり、同様に公表し、技術情報を集約して環境整備をする考え。

技術カタログに向けて議論

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