県は、大規模災害時における物資の輸送・荷役等に関する協定式を県庁防災新館で2日に行った。式では長崎幸太郎知事や、協定を締結するAZ-COM丸和・支援ネットワーク(東京都千代田区丸の内)の関係者が出席し、署名や記念撮影を行った。物資の輸送などに係る県外事業者との協定締結は本県で初めてとなる。
県では近年の自然災害によるリスクが高いことを受け、災害時における応急対策や災害復旧対策を円滑に進めることを目的に、支援ネットワークを持つ法人との協定を締結することになった。
協定式の冒頭に長崎知事が「近年は南海トラフ地震といった自然災害の発生リスクが高まっている。災害が発生した際の対応として全国ネットワークを活用した物資の拠点を確保して、本県の災害対策の強化につなげてまいりたい」と述べていた。
続いて、AZ-COM丸和・支援ネットワークの和佐見勝理事長は「防災対策を支援してまいります」とあいさつした。
その後、両者が協定書への署名を交わし、記念撮影が行われた。
同法人は、1800を超える全国の運送輸送業者などで構成されており、災害対策基本法における指定公共機関となっている。
協定による主な協力内容は、物資等の輸送力の提供や荷役作業、物資の調達および供給、物資拠点の提供および運営など。
【写真=協定書を手に記念撮影、署名を行う長崎知事と和佐見理事長(左)】