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新潟県胎内市

地域の念願、安全を祈願 中条小校舎建設で起工式

2023/11/22 新潟建設新聞

 胎内市で20日、中条小学校校舎建設工事の起工式が現地(大川町16-56)で執り行われた。当日は、井畑明彦胎内市長や地元関係者、設計・施工者ら約40人が参加。地鎮之儀などの神事を行い、無事故での竣工を祈願した。

 井畑市長は「受注者さまの持っている優秀な技術と豊富な経験を生かし、見事に完遂していただきたい。竣工したあかつきには、児童の明るい笑顔と元気な声が満ち溢れ、さらに胎内市が末永く続いていく地域であることを願う」とあいさつ。

 胎内市議会の小野徳重議長は「令和7年度の供用開始に向け、何よりも安全に施工されることをお願いするとともに、これからの未来を担う子どもたちにとって、より良い学び舎が無事完成することを期待している」と述べた。

 また、施工者である小野組の小野貴史代表取締役は、母校の中条小学校の建て替えに関して「この地域の念願でもある。地域の子どもが健やかな環境で過ごせるよう、安全施工で進めてまいりたい」とコメントを寄せた。

 中条小学校は築50年以上が経過。2011年に耐震補強工事を実施したものの、北・南校舎ともに耐力度が耐震基準を下回っていると判断されたため、10年度に建て替えた屋内運動場を除き、図書館も含めた建物を全面的に建て替える。

 このほど、既存の南校舎やプールの解体工事がおおむね完了したことから、新校舎の建設に取り掛かる。完成時期は25年7月を予定・同年2学期からの新校舎の供用開始を目指す。25年8月ごろから仮設校舎および北校舎の解体工事ならびに外構工事を行う見通しだ。

 新校舎の規模はRC造一部S造地上3階建て(地下1階)耐火構造、延べ床面積は7514・08㎡、建築面積4549・21㎡。

 既存の南校舎(管理・教室棟、理科室)はRC造3階建て、延べ床面積2403㎡。北校舎(教室、特別教室棟)はRC造3階建て、延べ床面積2498㎡。

 基本・実施設計は、綜企画設計埼玉支店(本社・東京都)・アトリエR&N(胎内市)JVが担当。

 建築本体工事は、小野組・小野工務店JV、電気設備工事は、長谷川電気工業所・胎内電建工業・須貝電気工事店JV。空調設備工事および給排水衛生設備工事は新菖工業・宮島工業所JV がそれぞれ担当する。

【写真=斎鎌を綜企画設計の鈴木専務取締役、斎鍬を井畑市長、斎鋤を小野社長、中条小学校完成予想図】

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