建設技能人材機構(JAC)は、特定技能外国人で2号認定に必要となる評価試験を2024年1月から国内において開始することを明らかにした。申し込み受け付けは12月8日に開始する。試験日程は1号評価試験と同一となるため、1月は15日、22日、29日に東京、24日、25日は大阪、31日に愛媛で行われる。
特定技能2号になるためには、建設分野特定技能2号評価試験ないし技能検定1級に合格、班長、職長としての一定の実務経験が必要。実務経験は、建設キャリアアップシステムの能力評価基準でレベル3相当の就業日数とされる。出入国在留管理庁の6月末現在調べで特定技能2号外国人は建設分野で12人おり、中国7人、ベトナム5人となっている。
試験内容は1号評価試験に比べて職長教育などの部分が加わり、問題の質で難易度が上がっている。日本語のレベルも上がったものとなる。
なお、評価試験の日程などはこれまでの1号評価試験に2号評価試験が加わった形になる。日程、会場、試験区分(1号土木、1号建築、1号ライフライン・設備、2号土木、2号建築、2号ライフライン・設備)を選んでその月に1回のみ受験可能となる。試験会場は原則的に1カ月の間、東京4回、大阪2回、地方2回で実施するようにしている。将来的には海外で2号評価試験を行う可能性はあるという。
今後の試験日程・テキストなどはJACのホームページ(https://jac-skill.or.jp/exam/)で確認できる。