つくば市はこのほど、30日に定例会へ上程する一般会計補正予算案（第５号）を公表した。小学校２校分の長寿命化改修工事設計費として６９９７万１０００円を計上し、全額を繰越明許費に設定した。可決されれば、速やかに委託手続きに着手。２０２４年度中にとりまとめ、25年度から着工したい考え。施工は２～３年程度の複数年工期を見込んでいる。

　長寿命化は、茎崎第三小学校（小茎７９８－１）と島名小学校（島名５３７－１）が対象。老朽化に伴って内装や外装、設備関係など施設全般の改修を予定している。

　茎崎第三小は校舎１棟が対象。規模がＲＣ造３階建て、延べ床面積６３００㎡。１９７８年度に建設したもの。島名小に関しては管理特別教室棟と特別教室棟の２棟を長寿命化する。管理特別教室棟はＲＣ造２階建て、延べ床面積１３６８㎡。72年度に完成した。特別教室棟がＲＣ造３階建て、延べ床面積１２１４㎡を有する。

　そのほか一般会計に庁舎等設備修繕工事費２０５万１０００円、橋梁長寿命化修繕工事費５８４１万１０００円、道路維持補修工事２３９４万６０００円、給食センター備品修繕工事費２０５万２０００円などを盛り込んだ。

　追加した繰越明許費には小学校長寿命化改修工事設計費のほか▽福祉の店設置事業＝１６８５万８０００円▽萱丸３号近隣公園整備事業＝１億８３４５万８０００円▽公園遊具更新事業＝３４５９万５０００円▽市営外ノ山団地給水整備改修事業＝２４３５万４０００円－を設定。また、道路維持管理事業の繰越明許費に関しては当初の８５７２万３０００円から２億６０１８万４０００円に変更している。

　追加分の債務負担行為は▽23年度本庁舎およびコミュニティ棟清掃業務委託（23～25年度）＝１億６１９万４０００円）▽23年度大穂庁舎外清掃業務委託（23～25年度）＝２４１０万円▽23年度街路維持管理業務委託（23～24年度）＝５億４４１２万６０００円－などを組んだ。

　補正予算案が可決されれば13億７０７０万９０００円を追加し、一般会計の累計総額は１１６１億１９９万５０００円となる。