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茨城県五霞町

債務負担55年度まで12億/PFIで住宅整備

2023/11/28 日本工業経済新聞(茨城版)

 五霞町は24日、2023年度一般会計補正予算案(第5号)を公表した。主な事業では地域優良賃貸住宅整備事業として債務負担行為12億1000万円を設定。事業年度を24~55年度として、施設の整備費、管理運営費に充てる。土木関連においては、町道整備事業費1200万円を計上。町道56号線の歩道整備を実施する。福祉センター「ひばりの里」では、改修工事費130万円を充てた。

 地域優良賃貸住宅整備事業は、24~55年度までを事業期間として債務負担行為12億1000万円を設定。事業期間内の施設整備費および管理運営費に充当する。事業はPFIを活用したBTO方式で進めていく。事業者募集を24年1月に公募型プロポーザルにて公告し、24年4月に優先交渉権者を決定。決定後に基本協定締結となる。

 優先交渉権者は、代表企業・建設企業・維持管理企業・運営企業が出資条件となる特定目的会社(SPC)を設立。設立後の24年6月に仮契約を結び、24年9月の定例会の承認をもって本契約となる予定だ。

 住宅の建設予定地は川妻地区と原宿台地区で、原宿台地区には原宿台コミュニティセンターが現存。解体後新しいコミュティセンター建設も事業に含む。新コミュニティセンターに関しては、2階建てで、延べ床面積250㎡を想定。1階に多目的ホールの設置、施設付近に防災倉庫5棟を設置することを条件としている。

 新築住宅においては、川妻地区が2階建ての集合住宅を6戸、原宿台地区は3階建てを限度とした集合住宅を24戸を想定。また、原宿台地区内にある辰堂公園の再整備を含んでいる。

 土木関連では、小福田地内の町道56号線整備事業費1200万円を計上。延長約180mにかけて歩道新設を行う。そのほか、福祉センター「ひばりの里」においては、内部改修工事費130万円を充てエアコンの更新工事を実施。不具合がでてしまっているため、課題解決を図る。町内の防犯カメラについては、修繕費57万円を計上し、26カ所のうち2カ所のカメラを交換する。

 補正額2億3720万5000円として、補正後総額が59億8995万2000円となる。

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