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新潟県新潟市

除雪出動式を挙行、冬の安全を相互に守る

2023/12/01 新潟建設新聞


 新潟市は11月28日、除雪出動式を開催した。会場の万代多目的広場(大かま、中央区万代島)に除雪協力業者や除雪活動団体の市民代表、道路管理者など約220人が集い、降積雪期の市民の暮らしを守る決意を新たにした。

 市は12月1日に除雪対策本部を設置する。昨年度から除雪機械を11台増やし1232台としたほか、雪捨て場は4カ所増設し133カ所とした。協力業者530社が除雪作業に当たる。除雪計画延長は車道が4963・8㎞で前年に比べて7・0㎞増え、歩道は560・7㎞で0・6㎞減少した。

 中原八一新潟市長は「大雪の際は新潟市、除雪協力業者、市民の三位一体の対応が重要だ。雪への備えに、パンフレット『にいがた雪の日辞典』を新たに制作し全戸配布した。助け合い、安全円滑な除排雪でこの冬を乗り越えよう」と呼び掛け、ゴールドキーを託した。江南区災害防止協議会の亀山克之会長、田中組(江南区)の田中幸司代表取締役社長、除雪対策本部長の鈴木浩信新潟市土木部長らが、相互に連携を図りながら安全な作業に努めると決意を表明した。

 ウェザーニューズの今冬の降雪予想は、エルニーニョ現象などの影響で暖冬少雪傾向とするものの、海水温度が高く、上空に強い寒気が流れ込んだ場合には大雪となる可能性があるとした。

 除雪応援団として南万代小学校の1年生約50人が曲に合わせて応援のダンスを披露。「がんばってね!」の元気な声援で式典に花を添えた。

【写真=安全安心キーとスコップを託した、約220人が参加した】

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