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古河一中体育館を長寿命化/債務負担行為に4・8億/古河市補正案

2023/12/01 日本工業経済新聞(茨城版)

 古河市は11月30日、2023年度一般会計補正予算案(第6号)を公表した。主な事業では、古河第一中学校屋内運動場長寿命化改良工事として債務負担行為4億8841万1000円を設定。24年度に体育館の全体的な改修を実施する。生涯学習センター総和においては、工事費4323万円を充て、空調更新を実施。クリーンセンターでは、焼却炉天井改修工事費2881万7000円を盛った。

 古河一中は校舎を含めた全体的な長寿命化改修を計画。まずは体育館の全体的な改修を計画し、債務負担行為4億8841万1000円を充て、24年度に改修工事を実施する。今後は改修に向けた仮設校舎建築を行い、24~25年度に着工となる。普通教室棟が25~26年度、特別教室棟は26~27年度、管理棟を27~28年度に実施する方針だ。

 古河一中校舎の構造はRC造4階建てで、延べ床面積6867㎡。普通教室棟、特別教室棟、管理棟、渡り廊下棟を有する。体育館がRC造2階建て(一部S造)、延べ床面積1533㎡となっている。古河一中は築40年以上経過。施設・設備の老朽化が進んでおり、今回の長寿命化改良で今後30年以上使用するものとしていく。

 生涯学習センター総和では、工事費4323万円を充て、空調設備更新工事を実施。また、市役所総和庁舎においても、工事費1729万2000円を計上し、1階部分の空調設備更新を行う。そのほか、クリーンセンター(牧野地地内)では、工事費2881万7000円を充てて焼却炉1号機の天井改修を計画。老朽化が目立ち対策を図る。隣保館(大山地内)においては、更新工事に向けて24年度に実施設計を委託する。債務負担行為761万6000円を設定した。

 土木関連については、道路欠損部修繕費6050万、交通安全施設(区画線)補修修繕費1200万円、交通安全施設(カーブミラー等)修繕管理委託費1040万円と3件の債務負担行為を設定。いずれも24年度に実施し、市内全域にかけて巡回や市民からの通報があった道路や、カーブミラーなどの欠損部分について修繕を実施する。

 補正額17億1680万円として、補正後総額が588億8050万円となる。

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