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山梨県笛吹市

庁舎内の改修計画 来年度営繕担当を新設 笛吹市補正案

2023/12/01 山梨建設新聞

 笛吹市は11月24日、12月補正予算案を発表した。本館会議室改修工事847万円・書庫など購入484万円、橋梁の改修工事費1206万7000円・物件移転補償費800万円、御坂中校舎の解体工事費9999万円などを盛った。

 本館会議室改修工事は、来年度から新たに営繕担当を設置するにあたり庁舎内を改修するもの。市役所本館管財課隣りの会議室の壁を取り壊し、電気・通信設備などを整備する。同市ではこれまで、公共施設の改修・修繕など営繕関連の事務を各担当課で実施していた。しかし「来年度も20施設以上の改修・修繕を控える」(市担当者)など今後も営繕事業が続くため、技術職員を集めた専門部署を設置する。

 建築関連ではこのほか、芦川ふれあいプラザ空調更新の設計99万円、みさか桃源郷公園のトイレ設計130万円を計上した。御坂中の解体工事費は本補正で予算化するが全額来年度に繰り越す。着工は来年度早々を予定する。

 橋梁の改修工事費は、同市御坂町夏目原地内の油免橋の改修に充てる。付近を流れる上手川に架かる単径間の橋。同川では県が河川整備を計画しており、それに伴い市が同橋に代わるコンクリート2次製品のボックスを設置する。工事にあたり付近の施設が補償対象となる。

 このほかの主な予算は▽雨量計機器(3台)の修理345万4000円▽桃の里マラソン大会の記念タオル購入(4000人分)378万8400円▽障害者自立支援給付審査など支払いシステム改修102万8500円▽住民基本台帳システム改修385万円▽市道1-10号線・万年橋耐震補強の工事費減額2842万4000円▽大坪浸水対策の工事費減額1億1523万6000円。

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