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安全安心な職場環境を/日建連北陸支部が労災防止安全推進大会

2023/12/02 新潟建設新聞

 日本建設業連合会北陸支部(日建連、木村淳二支部長)は11月30日、新潟市中央区の新潟グランドホテルで2023年度の労働災害防止安全推進大会を開いた。当日は北陸地方整備局の遠藤仁彦局長、新潟労働局の西岡邦昭局長をはじめ多くの来賓が駆け付け、会員各社からも約80人が出席。労働災害ゼロの達成とともに安全・安心な職場環境の実現を誓った。

 冒頭、同支部安全環境対策委員会の荒明正紀委員長は、次世代を担う若者が将来に希望を持てる魅力ある建設産業にしていくことが使命と強調し「今大会を契機に会員各社が安全意識を向上させ、労働災害撲滅への決意を新たにし、労働災害のさらなる防止を目指して皆さま自らが率先して安全管理に取り組んでいただきたい」と呼び掛けた。

 主催者あいさつで、木村支部長は「建設業の現場の『安全が第一』こそが入職者拡大への必達事項であり、建設技能者のやりがいにも直結するもの。安全な職場環境の形成、週休2日制、建設技能者の処遇改善など安全で魅力ある職場をわれわれの手で作り上げるために会員各社の総力を結集して取り組んでまいりたい」とした上で、会員会社に対して安全活動の強化と活性化を要請した。

 来賓の遠藤局長は、働き方改革や生産性向上に加え「安全対策をしっかり進めることにより、建設業が安全で魅力のある産業であると社会に認知されるよう、皆さまと一緒になって取り組んでまいりたい」と激励。西岡局長は、建設業の労働災害発生状況に触れ「今年も増加に歯止めがかかっていないに状況にある。これから年末年始の繁忙期を迎える時期に毎年、労働災害が発生している」と懸念を示し、あらためて冬期間における安全対策の強化を求めた。

 安全の誓いでは同支部の安全環境対策委員が登壇し「大会を契機に、今一度『人命尊重』という原点に立ち返り、リスクアセスメントの実践によるリスク低減を図り、有効かつ確実な安全衛生管理活動を積極的に進めていく」と、声高らかに読み上げた。

 当日は、記念講話、安全活動事例発表が行われたほか、優良工事施工者表彰として図書館等複合施設新築(建築主体)工事を施工した奥村・ヨシケン・中澤特定共同企業体小千谷図書館JV作業所が栄誉に輝いた。

【写真=木村支部長、参加者全員で安全の誓いを確認した】

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