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群馬県前橋市

前橋市が広瀬中で校舎解体

2023/12/02 群馬建設新聞


前橋市は、スポーツ施設への改修を計画している旧広瀬中学校(後閑町437-1)について、年度内に管理特別教室棟およびプールの解体工事を一般競争入札で公告する。解体工事は2施設を一括しての公告を基本に検討しているところ。12月補正予算案には、2024年度の債務負担行為として2億4000万円を設定した。改修工事については24年度の下半期となる見通しで、25年度中の供用開始を目指している。

解体する管理特別教室棟はRC造4階建て、延べ床面積2106㎡の規模。敷地の中央部に位置しており、合わせて普通教室棟からの渡廊下なども解体する。プールはグラウンドの南東部に位置しており、25mプールと付属するプール管理棟を解体することとなる。解体設計は直営で作成した。

改修してスポーツ施設として利用するのは◇普通教室棟・図書館棟(RC造3階建て、延べ床面積2448㎡)◇技術棟(RC造平屋、床面積256㎡)◇体育館(S造平屋、床面積949㎡)◇柔剣道場(S造2階建て、延べ床面積343㎡)-の4棟。

普通教室棟および図書室棟では床面を塩ビシートに転換する工事や内壁の塗り替え、既存廊下間仕切りの撤去新設、建具改修などを予定、。照明のLED化や空調の改修なども行う。このほか屋上や既存給排水管の改修なども実施を予定している。

技術室棟は床や内壁、照明、屋上については教室棟と同様の工事を予定。空調は新設する。

体育館は床面でフローリングを撤去して長尺弾性塩ビシートを貼るほか、照明のLED化、屋根の改修、空調新設などを実施する。

柔剣道場は柔道場で畳の張替え、剣道場でフローリングの撤去・新設を実施。共通して照明のLED化と空調の新設を行う。

このほか、敷地内の受水槽および浄化槽の改修、外部ユニットトイレの新設なども予定している。設計はアーキズムあすか設計(前橋市)が24年3月を履行期限に進めているところ。

外構工事は、施設解体後の敷地を含めた敷地約1万2000㎡が対象。アスファルト舗装による駐車場や排水対策などを外構工事として実施する。設計はアマネックス(前橋市)が担当した。外構工事の発注時期は、本体の改修と同様に24年度の下半期となる見通し。

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