国の2023年度補正予算が11月29日に可決され、国土交通省の予算配分額が公表された。本県に係る補助額は242億500万円。うち、国土強靱化、防災・減災など国民の安全・安心の確保に224億8200万円を投入する。
本県における直轄事業では、中部横断自動車道(富沢~六郷)に28億3000万円、新山梨環状道路(広瀬~桜井)に3億円、甲斐市における新山梨環状道路(北部区間)に5000万円を充てる。
このほか、山梨138号維持管理に1億9700万円、山梨139号維持管理に1億5800万円、山梨52号維持管理に8600万円を配分する。
補助事業では、国道140号東部区間Ⅱ期に46億円、(都)和戸町竜王線の城東~中央5丁目工区に1億1300万円、国道137号の河口~藤野木区間に1億400万円を充当する。
無電柱化推進計画事業には5億9000万円を配分。主な箇所は、甲府市川三郷線押越工区(昭和町)、(国)141号清里工区(北杜市)、(国)140号東高橋工区(笛吹市)、河口湖精進線河口工区(富士河口湖町)など11カ所。
交通安全対策(通学路緊急対策)では、甲府市(中道南小学校、舞鶴小学校)に5600万円、北杜市(長坂小学校)に1億800万円、山梨市(加納岩小学校、後屋敷小学校、山梨小学校、日下部小学校、日川小学校)に3000万円を充てる。
橋梁長寿命化修繕には9億6600万円を充て、塩山停車場大菩薩嶺線の樋之沢橋(甲州市)、国道358号の芦川大橋(甲府市)、国道358号の山の神橋(甲府市)、白井甲州線の田垂川橋(笛吹市)など38カ所を対象に事業費が配分される。
トンネル長寿命化修繕には4500万円を充当。山中湖忍野富士吉田線の鳥居地トンネル(富士吉田市)、国道300号の小渕トンネル(身延町)、国道300号のくるみトンネル(身延町)、市川三郷身延線の下部隧道(身延町)など7カ所の整備に事業費を充てる。