国の2023年度補正予算が11月29日に可決された。関東地方整備局は30日、関係する補正予算の概要を明らかにした。事業費の総額は3771億9000万円で、うち直轄は1031億円、補助・交付金が2740億9000万円の内訳。本県の主要事業には、直轄事業の国道20号新山梨環状道路(広瀬~桜井)、国道140号新山梨環状道路(東部区間Ⅱ期)、国道20号新山梨環状道路(北部区間)、富士川水系富士川の河川改修事業などを推進する。補助事業では富士川水系鎌田川大規模特定河川事業、山梨県営寿団地建替事業、甲府駅周辺地区都市構造再編集中支援事業などに予算を充てる。
本県に関係する事業のうち、国道20号新山梨環状道路(広瀬~桜井)や、国道140号新山梨環状道路(東部区間Ⅱ期)、国道20号新山梨環状道路(北部区間)においては、災害時でも緊急車両や一般車両の通行を確保するため、道路ネットワークの機能強化を推進するもの。
富士川水系富士川の河川改修事業は、流域治水の一環として進めるもので、侵食対策などを行い、早期に安全性の向上を図る考え。
補助事業の富士川水系鎌田川大規模特定河川事業は、流域治水の取り組みとして、重点的かつ集中的な河道掘削を進め、早期の安全性向上を図る。
山梨県営寿団地建替事業は、既存する建物は1972年に建設された。建築から50年超が経過するため建て替えを進める。事業によって住宅の防災性や安全性の向上につなげる。
甲府駅周辺地区都市構造再編集中支援事業は、まちなか回遊道路などの道路整備を実施するもの。