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国土交通省新潟国道事務所

9日に紫竹山交差点切り替え24年度末まで盤下げ工事

2023/12/02 新潟建設新聞

 北陸地方整備局新潟国道事務所は、栗ノ木道路・紫竹山道路事業で2024年度末まで紫竹山交差点改良として盤下げ工事を進める。長期間の通行止めを避けるため、道路の切り替えを繰り返し行いながら段階的に地面の高さを下げる計画で、9日に1回目の切り替えを行う。栗ノ木川の付け替え工事も本年度内の完了を予定しており、紫竹山交差点改良が完了すると紫竹山IC~JR交差部までの全区間で、立体道路の橋脚の施工空間が確保される。1回目の切り替えに先立ち、先月29日には報道機関向けの現場説明会が開かれた。

 紫竹山交差点の改良工事は立体道路下に大型車等の横断に必要な空間を確保するため、紫竹山交差点および国道7号、紫鳥線の地面を1m程度掘り下げる。今年9月から着手し、24年度末までに道路を計5回切り替えながら、段階的に工事を進める。9日には1回目を行い、3月ごろには2回目の切り替えを予定する。

 交差点改良の完了により、一層の事業進捗が期待される。橋脚については全84基のうち、昨年度までに7基が完成。本年度は19基の建設を進めている。

 栗ノ木・紫竹山道路の事業区間は、新潟市中央区沼垂東~紫竹山までの延長2・1㎞。現在6車線の国道7号と並行する新潟新津線を一体的に整備し、新潟バイパスと接続する4車線の高架道路と4車線の地表道路に整備。栗ノ木道路は、網川原線~栗ノ木橋交差点間の1・7㎞で、07年度に事業化し、全体事業費は約450億円。

 紫竹山道路は紫竹山IC~網川原線交差部までの0・7㎞で23年度から事業化され、全体事業費に約340億円を見込む。22年度末時点での事業費ベースでの進捗率は栗ノ木道路が54%、紫竹山道路は44%となっている。

 同事業では、東区方面と中心市街地のアクセス向上のほか、歩行者等が横断しやすいように南笹口交差点を新設し、1日から供用を開始した。

【写真=改良工事を進める紫竹山交差点】

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